psychology-web's blog

主にウェブサイトでの脳科学&心理学マーケティングについてのあれこれ

脳は勝手に姿をみせるようにします

すこし前にテレビ番組で脳についての特集がありました。

被験者がある白黒でのっぺりした写真を見せられます。

じっと見続けると同じデザインのはっきりした白黒写真にある瞬間切り替われます。

この瞬間に被験者の誰もがカラーでこの写真を見てるのです。

木は緑で青々と繁り、空も青。
土は茶色で家の屋根もグレーのような感じ。


でも一切カラー写真は使われていません。

切り替わる瞬間、確かにカラーで皆が見ていたというものでした。

確かに自分もカラー写真が一瞬見えました。


これは脳の錯覚なんですね。

カラーでないのに、勝手にカラーで色をつけた状態を見ている。
脳がそのように反応して判断して写し出したのです。


恐らく過去の記憶や経験がベースとなっているはず。木が赤色というイメージもないでしょう。空が黄色ということもないでしょう。

今まで見てきた事や感じてきた事を脳はしっかりとハードディスクに保存して、これはこうだろう!と勝手に検索結果を表示しちゃってるんですね。

意外と脳は高性能にみえてスペックはあまり高くないのです。

でも、だからこそ上手く活用が出来ます。

習慣を身につけると、脳がもう勝手にそれに関する情報を検索結果表示するようになります。

例えば、痩せたい。

美味しいラーメンをたらふく食べたい。
でも痩せたいし、、

こんな時は、ラーメンが徐々に器からなくなっていくイメージをしてください。
食べてお腹いっぱいになったイメージを描いてください。

そして痩せた、スリムになった自分を見て感動している所をイメージします。

お腹が空いたときに、これをイメージすることで脳は、お腹いっぱいになったと感じます。そしてスリムな自分を勝手に検索結果表示するようになるはずです。無意識に。


ただ、イメージしたら余計に食べたくなって、結果食べちゃう危険性には、くれぐれもご注意ください。
この危険性は私がすでに実証済です。